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1452018/07/08(Sun) 14:38
□ 俳優の松平健さんと対談させて頂きました □


私、斎藤ますみが連載する「NHK大相撲中継」の「エグゼクティブ対談」。今号(平成30年名古屋場所展望号)は俳優の松平健さんをゲストに迎え、角界人との交流、時代劇のお話、相撲界への期待・提言などについてお話を伺いました。

松平健さんは、言わずと知れた時代劇スター。特に24歳から主演を務めた「暴れん坊将軍」の徳川吉宗役は当たり役となり、最初は1クールの予定でスタートしたそうですが、大勢の視聴者から愛される超人気作として、25年間主役を張り続けました。

現在、関東地方では、テレビ朝日系列で平日朝4時から「暴れん坊将軍」が再放送されていますし、BS朝日1では、この4月から第1シリーズと言われる「吉宗評判記 暴れん坊将軍」の再放送が始まり、懐かしい20代のころの健さんを見ることができます。

ただ、昨今は時代劇自体が制作されなくなり、時代劇俳優と言える役者さんや作り手の方々が育つ土壌がなくなってしまいました。そのため、健さんは「最後の時代劇スター」と言われ、監督やプロデューサーの方から、時代劇の所作や話し方について「この場合はどうしたら良いのか」と聞かれることもあるそうです。

このことは対談中も話題になったのですが、誌面になる過程で編集上のミスが出てしましました。

13ページ1段目の「斎藤:二四歳から主演してこられた健さんにとっては、近年は時代劇も減って寂しいです。」と印刷されたところ、本来の原稿は「斎藤:若手の俳優さんも育っていないので、二四歳から主演してこられた健さんは最後の時代劇スターですね。近年は時代劇も減って寂しいです」でした。

読者の皆様から「会話として繋がっていない」というご指摘を頂きましたので、この場を借りてお詫び申しあげます。

その部分の前は、「日本の俳優さんの中でも当代随一」と言われる健さんの立ち回りについて話しています。

共演した俳優さんたちも「健さんほど乗馬とチャンバラのうまい人はいない」「1カットで10人以上を斬る立ち回りができて、しかも、舞うような美しい動き、スピード感あふれる流れと迫力を魅せられる人は、ほかに誰もいない」と、その見事さを表現されています。

また、主役を務めるに当たっての「役に取り組む真摯な姿勢」について、絶賛している俳優さんもいらっしゃいました。

実際、このたび、読者プレゼント用のサインをお願いした際にも、一枚一枚、心を込めて、丁寧に美しい文字を書いてくださいました。(ふるってご応募ください。)

対談させて頂いても、決して口数の多いタイプの方ではないのですが、生きた会話の中から生まれる質問に、一つ一つ真摯に考えて答えてくださるので、誠実なお人柄がにじみ出ています。また、よくインタビューをしていて、たくさんお話頂けるものの、新情報や独自性がなかったり、質問に合った答えを得られなかったりするケースもあるのですが、健さんは、その対極にいらっしゃる方のように思えました。

「将軍様」を地で行っているようなスマートで品格のある話しぶりに加え、これほど「心のこもった相槌」を打って、相手の話を聴いてくださる男性には、そうそう出会えるものではありません。

台詞を覚えるときも、一人部屋にこもって集中するのではなく、「相手役の俳優さんとやり取りしながらつかんでいく」とおっしゃっていました。

会話にリアリティーが感じられるか、感じられないか。間の取り方や台詞の入れるタイミングが絶妙で笑いが起こるか、起こらないか。それは、相手の話し方のリズムや呼吸をとらえなければできないことだと思います。私たちもお客様や仲間と会話する中で、「よく聴く」ということができているだろうか、と改めて考えさせられました。

昨日は、健さん主演の海外ミュージカル「キス・ミー・ケイト」全国ツアー(東京芸術劇場)を観劇して参りました。時代劇とは全く違う、海外の映画作品を見ているようなお声と話し方で、歌もすばらしく、健さんのご活躍の幅の広さ・深さを再認識した一日でした。皆様もぜひお近くの会場に足をお運びください。


斎藤ますみ


◆松平健さん公式サイト
http://www.ken-matsudaira.com/

◆ミュージカル「キス・ミー・ケイト」
http://hello-musical.jp/stage/kissmekate/

◆「NHK大相撲中継」名古屋場所展望号
https://www.nhk-g.co.jp/sumo/
◆同もくじ
https://www.nhk-g.co.jp/sumo/mokuji201807/

◆「NHK大相撲中継」毎日新聞出版HP
http://mainichibooks.com/zoukanmook/sunday-mainichi-sp/2018/06/20/nhk-g-media-11.html
1442018/07/06(Fri) 16:19
□ 間口ホールディングスの小塚氏が相撲協会評議員に □


大阪の老舗物流会社・間口ホールディングス(株)エグゼクティブマネージャーの小塚一さんは、元幕内朝乃翔で親方経験者ですが、今年度より相撲協会の評議員も務めることとなりました。

斎藤ますみが連載する「NHK大相撲中継」名古屋場所展望号の「セカンドキャリア」では、その小塚さんにインタビューさせていただき、一般企業に転じた経緯などをご紹介しています。

小塚さんは、近大卒で中高の社会の教員資格も持ち、親方として若手力士の育成経験もあるという、条件的には何の遜色も無い人物です。しかし、転職活動では、その実績が逆に「使いづらい」と思われてしまい、うまくいかなかったそうです。

そこに(株)間口の前田克巳社長(当時)からのお声がかりがあって管理職としての入社がかない、この10年、着実にビジネスマンとしての実績を積んでこられました。

そのようなお話を伺うと、就職や仕事の成功は、人との縁によるところが大きいと感じさせられます。

詳しくは名古屋場所展望号をご覧ください。


◆間口ホールディングス(株)のHP
https://www.maguchi.co.jp/group/holding/

◆「NHK大相撲中継」もくじ
https://www.nhk-g.co.jp/sumo/mokuji201807/

◆「NHK大相撲中継」毎日新聞出版のHP
http://mainichibooks.com/zoukanmook/sunday-mainichi-sp/2018/06/20/nhk-g-media-11.html

1432018/06/12(Tue) 13:29
□ 力士が引退するタイミングとセカンドキャリア支援 □


 斎藤ますみが連載する雑誌「NHK大相撲中継」。5月場所決算号の「エグゼクティブ対談」第14回では、元・中村部屋おかみさんの中澤嗣子さんをゲストにお迎えしました。

 中澤さんは、愛知県出身で金城学院大学を卒業後、昭和50年に関脇・富士櫻関と結婚。昭和61年に中村部屋が創設され、おかみさんになりました。その後、親方が停年になるまでの26年半(平成24年末に部屋を閉鎖)、親方とともに部屋経営に当たり、育成したお弟子さんは約120名にのぼります。

 おかみさん時代は、相撲を強くする稽古場と生活の場が一体化している相撲部屋で、どのように弟子の育成をしたら良いのか、試行錯誤していたところ、知人の勧めで東洋英和女学院大学の大学院に入ることになり、「今日の力士育成のあり方」という修士論文を書かれました。その中では、現役の力士や親方に体罰などについてもアンケートを取っています。今から15年前のことですが、現在、各スポーツ界で取り組んでいるパワハラや暴力を無くそうとする動きについて、既に問題意識を持って発信されていたのですから素晴らしいことだと思います。

 元中村親方(元関脇富士櫻)は、「中学卒業したての力士を育てたい」という思いがあり、外国人や学生相撲で実績のある人を採らずに、中学生をスカウトしていたのですが、同時に、弟子の第二の人生のことも考え、「10年頑張って結果が見えなければ、引退を考えた方が良い」という意向も示していました。「25〜26歳であれば、次の道へもチャレンジしやすい」というのです。そうした弟子の将来を真剣に考え、辞めることに対して背中を押す、というのは、なかなかできることではありません。

 実際、セカンドキャリアは、早期に転換したほど、次の道に入りやすいという現状があります。斎藤ますみがこれまでにNHK相撲雑誌「お相撲さんのセカンドキャリア」で取材・紹介してきた、異ジャンル転身に成功した元力士は約50人いますが、そのうち6人が元中村部屋の力士でした。こうした数字から見ても、元・中村親方夫妻が、相撲を強くするだけでなく、他の世界でも通用する人材を育成してきたことがわかると思います。

 詳しくは、平成30年夏場所決算号をご覧ください。

◆雑誌「NHK大相撲中継」夏場所決算号
表紙 http://www.nhk-g.co.jp/sumo/
もくじ http://www.nhk-g.co.jp/sumo/mokuji201806/


◆中澤嗣子さん(元中村部屋おかみさん)著書
「相撲部屋24時おかみさん奮戦記」講談社+α新書
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000201315

1422018/05/14(Mon) 17:04
□ 裏千家の千玄室・大宗匠と対談 □


斎藤ますみが毎月連載している「NHK大相撲中継」のエグゼクティブ対談。5月場所展望号では、裏千家の千玄室・大宗匠(前家元)にお話を伺いました。

千玄室氏は、現在95歳ですが、「日本・国連親善大使」や、日本の文化紹介や諸外国との文化交流を促進する「外務省参与」も務められ、海外でのお仕事もされるなど、精力的に文化の発展に尽くしていらっしゃいます。

そのバックボーンには、昭和18年に海軍に入り、特攻隊に
志願したご経験があり、戦後は、茶碗を地球にたとえ、「一盌からピースフルネスを」を掲げて、文化面から世界平和を
目指していらっしゃることでも広く知られています。

このたびの対談では、相撲界について、そして、日本文化に
ついて語っていただきました。

特に、大宗匠は、相撲については、これまでメディアでほとんど話されたことはないそうですが、実は、相撲ファンであり、相撲を取られたり観戦されたり力士の後援会にも携わられていたこともあり、更には関取衆をご自宅の茶室に招待されたこともあるとのことで、大変貴重なお話の数々を伺うことができました。

詳しくは、ぜひ今月号(平成30年5月号)ご覧ください。


◆裏千家ホームページ
http://www.urasenke.or.jp/index2.php

◆雑誌「NHK大相撲中継」五月場所展望号(5月号)HP
http://www.nhk-g.co.jp/sumo/

◆雑誌「NHK大相撲中継」五月場所展望号もくじ
http://www.nhk-g.co.jp/sumo/mokuji201805/
1412018/05/14(Mon) 16:34
□ 発達障害などの自立支援施設を運営する元力士 □


私・斎藤ますみが連載する「NHK大相撲中継」で異ジャンル転身に成功した元力士を紹介する「セカンドキャリア」。5月場所展望号では、発達障害などで支援を必要とする子供たちの施設を運営する元力士・頼藤忠継さん(元幕下・朝ノ頼)をご紹介しています。

頼藤さんは、学生相撲(近畿大)、実業団(黒崎窯業)で活躍後、力士となり、引退後は、熊本県八代市に戻って実家の質店を継ぎがれました。そして、お子さんが生まれたのきっかけに、発達障害がある子供たちを対象とした自立支援センターを創設し、とても良い取り組みをされています。

取材日は、午前は宇城市にある「パールうき」、午後は八代市にある「パール八代」を見学させていただきました。普段は専門の指導員の方が指導していて、頼藤さんの仕事は施設の運営がメインですが、写真撮影のときなど、児童の輪に入っていただくと、お子さんたちは「頼藤先生〜!」と懐いていて、とても信頼されていることがわかりました。

放課後、児童を小学校から自立支援センターへ迎えたり、自宅に送り届けたりする送迎サービスもあり、その車に同乗させていただくと、頼藤さんはちょっとした会話からも、児童の考えていることや欲していることをキャッチして、成長度合いを把握。そのお子さんに何をしてあげるべきかを考えるとともに、コミュニケーション能力を高めるような質問をするなど、随所にきめ細やかな対応が見られ、少しでもお子さんたちの成長につながる療育を積み上げようと努めているところにも感心しました。

また、体の触れ合うコミュニケーションとしては、「力の加減」を教える目的で、輪投げに似た遊び道具(教材)を作って、どのぐらいの力を入れて投げれば、どの辺りに到達するかがわかるゲームもしていました。それらは、すべて頼藤さんらが子どもたちを指導する中で、オリジナルに考案された遊びや学びです。

私も、企業研修の世界でクライアントの要望に沿った問題
解決型の研修を行うため、独自のカリキュラムを考案して
いるので、頼藤さんの姿勢には共感できるところが多々ありました。

頼藤さんは、「発達障害の人が増えているのに伴って、こう
した施設も増えていますが、養育の成果は就職時に出ます。彼らが成人したとき、生活支援を受ける立場になるか、仕事を持って納税者になれるのかで、国家財政も大きく変わってきます。将来は、彼らの働ける場所も作るのが目標です」と話されていました。

今回は、いつもにも増して大変勉強になる取材でした。


斎藤ますみ


◆一般社団法人・自立支援センター「パールうき」「おひさま」ホームページ
http://pearl-kumamoto.com/concept/

◆「NHK大相撲中継」5月場所展望号もくじ
http://www.nhk-g.co.jp/sumo/mokuji201805/

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