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1422018/05/14(Mon) 17:04
□ 裏千家の千玄室・大宗匠と対談 □


斎藤ますみが毎月連載している「NHK大相撲中継」のエグゼクティブ対談。5月場所展望号では、裏千家の千玄室・大宗匠(前家元)にお話を伺いました。

千玄室氏は、現在95歳ですが、「日本・国連親善大使」や、日本の文化紹介や諸外国との文化交流を促進する「外務省参与」も務められ、海外でのお仕事もされるなど、精力的に文化の発展に尽くしていらっしゃいます。

そのバックボーンには、昭和18年に海軍に入り、特攻隊に
志願したご経験があり、戦後は、茶碗を地球にたとえ、「一盌からピースフルネスを」を掲げて、文化面から世界平和を
目指していらっしゃることでも広く知られています。

このたびの対談では、相撲界について、そして、日本文化に
ついて語っていただきました。

特に、大宗匠は、相撲については、これまでメディアでほとんど話されたことはないそうですが、実は、相撲ファンであり、相撲を取られたり観戦されたり力士の後援会にも携わられていたこともあり、更には関取衆をご自宅の茶室に招待されたこともあるとのことで、大変貴重なお話の数々を伺うことができました。

詳しくは、ぜひ今月号(平成30年5月号)ご覧ください。


◆裏千家ホームページ
http://www.urasenke.or.jp/index2.php

◆雑誌「NHK大相撲中継」五月場所展望号(5月号)HP
http://www.nhk-g.co.jp/sumo/

◆雑誌「NHK大相撲中継」五月場所展望号もくじ
http://www.nhk-g.co.jp/sumo/mokuji201805/
1412018/05/14(Mon) 16:34
□ 発達障害などの自立支援施設を運営する元力士 □


私・斎藤ますみが連載する「NHK大相撲中継」で異ジャンル転身に成功した元力士を紹介する「セカンドキャリア」。5月場所展望号では、発達障害などで支援を必要とする子供たちの施設を運営する元力士・頼藤忠継さん(元幕下・朝ノ頼)をご紹介しています。

頼藤さんは、学生相撲(近畿大)、実業団(黒崎窯業)で活躍後、力士となり、引退後は、熊本県八代市に戻って実家の質店を継ぎがれました。そして、お子さんが生まれたのきっかけに、発達障害がある子供たちを対象とした自立支援センターを創設し、とても良い取り組みをされています。

取材日は、午前は宇城市にある「パールうき」、午後は八代市にある「パール八代」を見学させていただきました。普段は専門の指導員の方が指導していて、頼藤さんの仕事は施設の運営がメインですが、写真撮影のときなど、児童の輪に入っていただくと、お子さんたちは「頼藤先生〜!」と懐いていて、とても信頼されていることがわかりました。

放課後、児童を小学校から自立支援センターへ迎えたり、自宅に送り届けたりする送迎サービスもあり、その車に同乗させていただくと、頼藤さんはちょっとした会話からも、児童の考えていることや欲していることをキャッチして、成長度合いを把握。そのお子さんに何をしてあげるべきかを考えるとともに、コミュニケーション能力を高めるような質問をするなど、随所にきめ細やかな対応が見られ、少しでもお子さんたちの成長につながる療育を積み上げようと努めているところにも感心しました。

また、体の触れ合うコミュニケーションとしては、「力の加減」を教える目的で、輪投げに似た遊び道具(教材)を作って、どのぐらいの力を入れて投げれば、どの辺りに到達するかがわかるゲームもしていました。それらは、すべて頼藤さんらが子どもたちを指導する中で、オリジナルに考案された遊びや学びです。

私も、企業研修の世界でクライアントの要望に沿った問題
解決型の研修を行うため、独自のカリキュラムを考案して
いるので、頼藤さんの姿勢には共感できるところが多々ありました。

頼藤さんは、「発達障害の人が増えているのに伴って、こう
した施設も増えていますが、養育の成果は就職時に出ます。彼らが成人したとき、生活支援を受ける立場になるか、仕事を持って納税者になれるのかで、国家財政も大きく変わってきます。将来は、彼らの働ける場所も作るのが目標です」と話されていました。

今回は、いつもにも増して大変勉強になる取材でした。


斎藤ますみ


◆一般社団法人・自立支援センター「パールうき」「おひさま」ホームページ
http://pearl-kumamoto.com/concept/

◆「NHK大相撲中継」5月場所展望号もくじ
http://www.nhk-g.co.jp/sumo/mokuji201805/

1402018/04/10(Tue) 18:49
□ 書家で元横浜国立大教授の渡部清氏と対談 □


斎藤ますみが連載する「NHK大相撲中継」。3月場所決算号の「エグゼクティブ対談」第12回では、相撲教習所で「書道」と「国語」を教えていらっしゃる渡部清先生をお迎えしました。

渡部先生は、東京教育大の学生時代からNHKの仕事を始められ、大河ドラマ1作目の「花の生涯」の題字を書かれ、その翌年、NHKの美術部(後のNHKアート)に就職。番組デザインの仕事に従事されました。

大河ドラマでは27作目の「春日局」や、今でもよくNHKアーカイブスで紹介される伝説の名番組「シルクロード」「新日本紀行」の題字も担当。その番組の音楽、背景(風景)、コンセプトともマッチした印象深い文字は、視聴者の想像力を掻き立て、その世界観をより広く、より深く、より確かなものにしてきました。

渡部先生は、NHKには停年となる60歳まで勤務しましたが、その間、東京教育大(筑波大)の付属中学校・高校の書道の講師も務め、「書写」の教科書も手掛けています。

書道に携わる人の多くは、展覧会に出品するなど、書くことを主軸としているように見受けられますが、渡部先生は、掛け軸や歴史上の人物などの古い日記や手紙(古筆)を読む専門家でもあり、その分野の論文や評論も書かれています。

そうした実績から、61歳から65歳までの4年間は、横浜国立大学の教授を務められました。

今回の誌面では、渡部先生のご経歴、これまでの活動のほか、相撲教習所で教えるようになった経緯、力士にどのような指導をされているのか、相撲字を書くのが専門である行司さんの状況、国語(漢字の読み)の取り組みと今後の課題などについて伺っています。

最も印象深かったお話は、書はスポーツと類似しているという点です。

渡部先生は「書いた文字から、その人の人間性が垣間見える」とおっしゃっていましたが、実はスポーツもそうではないか、ということです。

繰り返し練習することで、その筆線にはその人の内面が表れる。繰り返し練習することで、そのスポーツ選手のフォームや力士の取り口・所作にも、その人の内面・人間性が表れる、というのです。

確かにスポーツを見ていると、勝ち負けだけでなく、その選手の人間性や、そこに至るまでの厳しい練習風景、その勝負に賭ける思い・信念などが浮かび上がってきます。それを投影させて見るからこそ、スポーツ観戦は奥が深く、楽しめるのだと思います。

詳しくは、「NHK大相撲中継・4月号」をご覧ください。


◆NHK大相撲中継4月号
www.nhk-g.co.jp/sumo/

◆NHK大相撲中継4月号・もくじ
http://www.nhk-g.co.jp/sumo/mokuji201804/

◆NHKアーカイブス「大河ドラマ題字一覧」
https://www.nhk.or.jp/archives/search/special/detail/?d=taiga010

◆渡部清先生が紹介されているページ
業平山 南蔵院の公式ホームページ「ふみの会」
http://shibararejizo.or.jp/watanabe-k.htm


1392018/03/02(Fri) 23:10
□ 灘の酒「大関」長部訓子社長と対談しました □


斎藤ますみが毎月連載している雑誌「NHK大相撲中継」の「エグゼクティブ対談」(第11回)。この春場所展望号(3月号)は、創業300年を超える老舗酒造会社「大関」の長部訓子社長をゲストにお迎えしました。

「大関」という酒銘は、明治17年につけられたのですが、その由来は、酒の「横綱」ではなく、敢えてナンバー2の「大関」を名乗ることで、「常に上を目指す」意味を込めたのだそうです。

看板商品は、何と言っても「ワンカップ大関」です。こちらは、昭和39年の東京五輪の際、訓子社長のお爺さまが社長を務められていたときに、新しい商品を生み出そうと開発されました。

それまで、日本酒は「自宅で燗にして年配者が飲む」というイメージがありました。そこで、そのイメージを覆すような、横文字でオシャレなロゴに、カップ型の容器にして、駅でも販売したところ、「若い人たち」も出張帰りの新幹線の車中などで気軽に飲むようになり、一気にファン層が拡大したのです。

このことから、商品が爆発的に売れるなど、大きな変化をもたらすには、味だけでもなく、デザインだけでもなく、「飲み方」まで変える、「新しいスライフタイルを提唱する」レベルでなければならない、ということがわかります。そのマーケティング戦略には、大変関心させられました。

ほかにも、今、売り出し中の焼酎「せごどん」や焼酎「小松帯刀」のお話から、大河ドラマの話題に発展し、小松帯刀(薩摩藩家老)の子孫が長部訓子社長である、ということもお伺いすることができました。

長部訓子社長は、大関創業者の家系に生まれ、伝統文化の「道」の精神を大事にされています。日本には、相撲道、剣道、柔道、茶道、華道など様々な「道」がありますが、日本酒の世界にも「酒道(しゅどう)」というものがあるそうです。そこには、酒造りの精神、魂を込めて造ったお酒の扱い方、そして、楽しむ飲み方がある、と教えて頂きました。

これからの少子化時代、特に、そうした「日本の伝統文化」に携わる人は、少なくなっていくことでしょう。それゆえに、長部訓子社長は、男女や国籍のうえで「誰がやるか」ということよりも、その関わった人が、どのようにその「道」の精神を継承しているかが大事だ、とおっしゃいました。とても心に残る言葉だと思います。

詳しくは、3月号をご覧ください。


◆大関株式会社
https://www.ozeki.co.jp/

◆雑誌「NHK大相撲中継」3月号
http://www.nhk-g.co.jp/sumo/

1382018/03/02(Fri) 17:10
□ 元力士が秩父の旅館を埼玉の観光シンボルに育てる □


斎藤ますみが連載する雑誌「NHK大相撲中継」。「セカンドキャリア(第5回)」コーナーは、前身の「お相撲さんのセカンドキャリア」から数えて、50人目となりました。

ここでの「セカンドキャリア」は、力士の直接的なスキルを活かしてできる仕事ではなく、「自らの力で新しいやりがいのある仕事を見つけて成功している人」という、いわゆる「キャリアチェンジ」がテーマです。

そのため、基本的に「ちゃんこ店経営」や「格闘家」は、対象外にしており、実家の仕事を継いだケースも除外しています。

しかしながら、今回取り上げた、元幕内剣武(つるぎだけ)の宮本一輝さんは、この約4年間で、実家の旅館を継ぎながら、全く新しいコンセプトで旅館を生まれ変わらせ、注目されています。そのため、例外ケースとして、ご紹介させて頂きました。

宮本さんは、秩父郡小鹿野町にある「宮本荘」グループを経営されています。古民家ブームに乗って「いろり」「相撲」など「日本の伝統文化」の要素を前面に押し出し、その名も「200年の農家屋敷」。養蚕農家の大きな屋敷の風情をそのまま生かして、旅館をPRしたところ、日本人だけでなく、外国人観光客からも好評を得ました。

平成27年には、埼玉県の「おもてなし大賞」に輝くなど、県も宮本さんの事業展開に大きな期待を寄せています。

また、もう一つの特色としては、先祖から受け継いだ「15町歩(住所で言うと、50番地分以上ある土地)」を体験農園などにして、「体験型旅館」として一日楽しめる観光地にしようと奔走しています。

これらは、一代で築いたものではないとはいえ、特筆すべき活躍なので、取材させて頂きました。

詳しくは、「春場所展望号」をご覧ください。


◆元幕内剣武・宮本一輝さんが経営「200年の農家屋敷」
http://www.miyamotoke.jp/

◆雑誌「NHK大相撲中継」平成30年春場所展望号
http://www.nhk-g.co.jp/sumo/


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